猫の鉤虫症(こうちゅうしょう)

猫の鉤虫症は、鉤虫という体長1cm~2cm程度の白い糸状の寄生虫が腸の中に寄生して起こります。鉤虫は鋭い歯で小腸に噛み付き、粘膜を食べたり、血液を吸います。 鉤虫に寄生されると、成猫では目立った症状はありませんが、寄生している鉤虫の数が増えてしまう慢性的な貧血やタール状の黒色便、軟便が見られます。 子猫に感染した場合、症状が重くなりがちで、貧血やタール状の黒色便だけでなく、潜血便や下痢、更に発育不足などの症状が見られ、場合によっては死亡してしまうことがあります。 鉤虫症に感染する原因としては、鉤虫症に既に感染している猫との接触があげられます。鉤虫症の猫の便には鉤虫の卵が一緒に排出されます。この卵から孵化した幼虫は、自力で猫の口まで這い上がったり、経口的に入り口腔粘膜から侵入することが可能なので、こうして感染が広がります。猫の体に入り込んで1週間ぐらいで腸にたどり着いて寄生を始めるようになります。 また、母猫が感染している場合は、胎盤や母乳を介して子猫への垂直感染をしていることが多いです。


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