猫の猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)

発症しないまま寿命を迎えるケースも 猫エイズは、正式には「猫後天性免疫不全症候群」と言われており、ネコ免疫不全ウイルスの感染によって免疫力が段々となくなり、様々な疾患が起きる病気です。 原因となるネコ免疫不全ウイルスは感染した猫の唾液や血液などに含まれるので、外に出歩く猫の場合、感染経路は他の猫とのケンカによるものが多いと考えられます。 また、感染している母猫が子供を産んだ場合は、垂直感染の可能性もあると言われています。 猫エイズは、感染から発症まで大きく3つの段階に分けることができます。 急性期 感染から数週間~4ヶ月ぐらい経過した頃をさします。 リンパが腫れることによる発熱、風邪、下痢などの症状がその間続きます。 キャリア期 急性期の症状が落ち着き、ウイルス自体がリンパ球に潜伏する期間のことをさします。 体内ではウイルスが猛威をふるっていますが、表面上では今までの症状が消えたように見えるため、一番感染に気がつきにくい時期と言えます。キャリア期の長さは数ヶ月~10年と、猫によってかなり差があります。したがって、エイズを発症する前に寿命を全うする猫もいます。 エイズ発症期 キャリア期が終わり、免疫不全症候群を発症する時期のことをさします。 リンパ節が腫れたり、口内炎や消化器の疾患、皮膚疾患、呼吸器の疾患などを発症するようになります。さらにこの時期はすでに免疫不全状態のため、日和見感染症による皮膚炎や脱水が見られる場合があります。さらに免疫力が弱まると、肺炎やガンなど、体中さまざまな病気にかかってしまいます。 なお、ネコ免疫不全ウイルスは、人間を含む猫以外の動物に感染することはないと言われています。


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