猫の中耳炎

外耳炎が悪化して中耳炎が発生することが多い 中耳炎とは、耳の鼓膜を含む鼓膜よりも奥の鼓室という空間を指す「中耳」に炎症が起きる症状です。 中耳炎の原因としては、腫瘍などもまれにありますが、細菌や真菌などの感染を通して外耳炎を発症し、その延長として中耳に炎症を起こすものがほとんどです。   ただし、外耳炎や中耳炎治療で思うように改善がなく、耳だれの治りにくい猫の場合は、中耳領域に腫瘍が認められることがあります。 腫瘍は外耳道を通して摘出したり、外耳道切開をして摘出するような外科手術が必要になることがあるため、耳だれの治らないケースでは注意が必要です。   他には、鼻炎から中耳の炎症が起きるものもあります。 症状は、かゆみや痛みにより耳の部分を掻く、耳の部分の違和感により頭を振るなどがあります。 これは外耳炎の症状と同じですが、更に奥の中耳への炎症も含まれるので、炎症が原因で熱が出るようになり、元気や食欲がなくなることもあります。 神経に近い部分の炎症のために、平衡感覚の異常が出始め、頭が傾く斜頚の状態になることや、まっすぐ歩いているつもりが回転するような旋回運動が発生することもあります。 痛みを感じる猫もいますので、頭を撫でられるのを嫌がったり、怒るようになる猫もいるでしょう。 また、中耳の痛みで顔の筋肉の動きにも影響が出て、口をあけるのを嫌がり食事もあまり摂らなくなったりすることもあります。 その他にも、交感神経系の障害によってホルネル症候群が発生することがあり、目頭の部分の瞬膜が見えるような状況になったり、まぶたが下がり気味な状況になったりすることがあります。 これは、炎症が周辺の神経に影響してくることで現れる症状です。


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