犬の巨大食道症

食道の拡張や動きの低下が特徴の症候群 巨大食道症は、別名、食道拡張症とも呼ばれ、びまん性食道拡張と低蠕動を特徴とする症候群です。 これには、先天性のものや後天性のものがあります。 症状としては食べた後数分から数時間で吐出することがあります。その頻度は、実に様々です。食道内のものを吐くのが吐出です。急性や慢性の咳も伴うことがあり、誤嚥性肺炎を併発した際には、呼吸困難や発熱が伴います。飲み込む事が困難で、食事摂取量が不十分な場合には、体重が減少してきます。食道炎の併発により、食欲不振やよだれなどの症状がみられる事もあります。 原因は、先天性の巨大食道症の場合、特発性で食道の異常によるものと考えられていますが、その詳細は不明です。 後天性の巨大食道症は原因不明(特発性)の場合と、他の病気に続発して起きる場合があります。 続発性の巨大食道症を引き起こす事のある病気としては、神経と筋の病気(全身性紅斑性狼瘡、重症筋無力症、多発性ミオパチー、多発性筋炎、巨大細胞軸索性神経障害、皮筋炎、多発性神経根ニューロパシー、両側性迷走神経損傷、脳幹の障害または腫瘍、ボツリヌス中毒)、中毒(タリウム、鉛、抗コリンエステラーゼ薬)、その他の病気(下垂体性矮小症、甲状腺機能低下症、アジソン症、悪液質)などがあります。


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