犬の歯周病(歯石、歯垢、虫歯)
犬の歯周病(歯石、歯垢、虫歯)
歯周病とは、(プラーク)中の歯周病菌がハグキに炎症を起こし、徐々に周りの組織を破壊していく細菌感染症です。 歯とハグキの境目に歯垢が溜まることによってハグキが赤く腫れます。この状況を歯肉炎と言い、歯周病の始まりとなります。適切なブラッシングによって歯垢を除去できれば炎症は落ち着きますが、除去せず歯垢が溜まった状態が続くと炎症はさらに強くなり、深部の歯を支える骨にまで到達し歯周組織の破壊が起こり始めます。この状況を歯周炎と呼びます。 一旦歯周病が歯周炎まで進行してしまうと、治療により歯周病の進行は止める事が出来ますが、歯周組織は元に戻る事はありません。 つまり少しでも早く歯周病を発見し治療を開始する、もしくは歯周病にならないように予防することが大切になります。 さらに、歯周病の原因である歯周病菌は、心筋症、心内膜炎、慢性気管支炎、肺線維症、、など全身の臓器に悪影響を与える事もわかっています。 診断は歯周ポケットの深さを計測し、歯科用レントゲンを撮影することで歯周組織の状態を評価します。歯周病は歯の根っこの方に向かって歯周ポケットを形成し、進行していきますので決して見た目では歯周病の重症度は評価できません。つまり42本ある歯を一本一本しっかり診断・治療を行うためには全身麻酔が必要となります。 治療は歯垢・歯石を除去するスケーリングやルートプレーニングと言われる一般的な治療だけではなく歯ぐきを切開する歯周外科治療や歯周組織再生療法、抜歯などが行われます。
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